Went to the sunny country:)

庭師の親方さんにお暇をもらい、岡山へ行った。目的は2つ。(今回の旅は、私には珍しく目的があった)

1つは岡山大学で「動いている庭」という映画を見ること。もう1つは、日本三大庭園の「後楽園」を見ることだ。

 

「動いている庭」では、フランスの庭師ジル・クレマンの言葉が印象的だった。「なるべく合わせて、できるだけ逆らわない」。植物をどこに植えるかあらかじめ設計するのではなく、ここに植物があるから、人間が避けるという発想。まさに芸術家だ。

(あとは眠気に勝てず、映画中ほとんど寝てたという…。なにしにきたんや?というツッコミは無しで。宇宙と交信でもしてたんでしょう)

 

映画のあとは、大学教授で庭師の人からジルの話を聞く。残す植物を判断基準が「ジル本人がそれを好きかどうか」というのが印象的。その無邪気さがあれば、ええんやなあとしみじみ思った。判断材料は「正しい」という「だけじゃない」。(「正しさ」も大事なんだけど)

 

学問的に結びつけることも可能だけど、シンプルに言えば、「今までの庭はこうだった。だけど、こういう捉え方もできるんじゃない?」というお誘いだと思った。解釈や違う見方をするだけで、おもしろくなるもんだ。

 

次の日、後楽園や岡山城竹久夢二美術館など半日で回った。一気に「観光(岡山の光を見る)」ができて良かった。特に後楽園は、「これだな」というよくわからん納得感でいっぱいになった。どんな形だか知らないが、やはり私は木とともに生きていくことになるのだろう。