Went to Ladakh
約1年前、私はインドの北のラダックへ1ヶ月滞在していた。なんでそこへ?とたまに聞かれるけど、端的に言うと「(行くことに)わくわくしたから」「人々の生活が見たかったから」。行くに至るまで、ぐずってみたり親とけんかしてたけど、結果的に悩みつつ行って良かったと思う。
見渡す限り大自然。レーのまちからでも、ゴ
ツゴツ肌の精悍な山たちを見ることができる。土は乾き、日光は刺すように照りつける。朝や夜は冬と勘違いしそうなくらい寒い。冬は-30℃なんてザラ。厳しい自然とともに生きることを余儀なくされる土地だ。
レーの中心地では、観光客を捕まえようと待ち構えてる人がメインロードにズラッと並ぶ。何回"Where are you from?"と言われただろう。
このときの私は、「あなたがいるだけでいい」という"Being"について考えてた。
お店で油売って、何も買わないのに「それでもいいから、一緒に話そうぜ」とオッケーにしてくれる人が多くて、"Being"で行っていいんだなと思えてきた。(お世辞かもしれないけど、「君のおかげでモノが売れた」と言われたことも)
ラダックの村の暮らしは、昔の日本にタイムスリップしたかのような暮らし。レーという中心地以外はのどかで牛や馬、羊などが悠々と歩く。
人々は近所の人たちや動物と仕事をし、家族は何世帯もが一緒に生活している。村から村へ渡るトレッキングルートでは、ヤギや羊を追って移動させるおじいちゃんたちにも出会った。
ラダックで生きる人々は、まちでも村でも、生命力にあふれている。